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気まぐれゲームレビューその1「ハースストーン」

ということでレビュー始まりました。個人的に好きなゲームを好き勝手に述べていくコーナーです。

当初は誰得なレトロゲームだけと考えましたが、別にそれに絞るメリットもそんなにないなぁと思ってやめました。まあ今後大半はそうなるでしょうけど。

 

 

記念すべき第一弾は「ハースストーン」

説明不要なくらい有名……と言いたいんですが日本だとシャドウバースのほうが人気なので知らない人意外と多い気がします。簡潔なルールを言いつつ、間違えてプレイヤー増えないかなぁと思いつつレビューします。

まあ逆にシャドウバースほとんど知らないプレイヤーなのでどう違うかは比較出来ないんですが。

 

 

ゲームジャンル「カードゲーム系統+α(別ゲー要素を楽しむことも可能)」

簡潔な内容「シンプルなゲーム制に加えてデジタルならではの効果やランダムをふんだんに盛り込んだデジタルカードゲームの先駆け」

プレイ環境「パソコン全般、スマホ全般(ネット環境必須)」

おススメ度「星5。カードゲーム好きなら一度はやるべき。ただし無課金で始めるにはわりと苦行の道」

 

 

注意:筆者がワイルド(ほぼ使用制限なし環境)プレイヤーなので主流となるスタンダードルールで使えないカードをいくつか紹介、使用しています。あれ、これ使えないじゃないという文句は受け付けません。

 

ハースストーン(Hearthstone)』はブリザード・エンターテインメントが開発したデジタルカードゲーム(通称DCG)である。リリースは2014年3月11日です。なお肝心の日本語化は2015年10月21日なので日本人プレイヤーが増えたのはこれ以降と考えられます。その理由は察してください。

各種カードのフレーバーテキストが非常におちゃm……大丈夫なんだろうかという内容も多数(

 

大まかなルールとしてコストを支払ってカードを使用するタイプなのですが、肝心のコストとなるマナはターン毎に勝手に増えていくスタイルとなっています。

1ターン目ならコスト1のカード1枚使用可能です。コスト3のカードを使いたいなら3ターンまで待ちましょう。

なお後手になると手札が1枚多い上使えばそのターンだけマナが1増えるカードが必ず渡されます。またマリガンと呼ばれるゲーム開始時に任意の手札を交換が出来るルールもあるので後手のほうが相対的に手札事故が起きにくくなるように工夫されていますね。

 

 

デッキ構築に関してはまずヒーローと呼ばれるクラスを選びます。10種類存在し、選んだキャラクターによって専用のカードが使えるようになる他、対戦中マナコストを支払って、選んだヒーローが持つ特殊能力「ヒーローパワー」を使用することが出来ます。効果は実際にカードを使うよりも控えめなものばかりだが、手札を減らさずに使用できる強みがあり、環境によってはカードの効果と組み合わせて主軸になることもありえます。

ヒーローパワーが一番強いと思われるのがこいつ。体力とコストがあれば毎ターンドロー可能。でもほとんどの環境では一番強いヒーローではない、というのが面白いところかもしれない。

 

各キャラには当然ながら強み弱みがあるので、対戦開始時に見た相手のヒーローによってプレイングを変える、と言った読みあいが出来ることも魅力的でしょう。

ハンターのヒーローパワーは2マナあれば2点ダメージを与えられる。ミニオンに干渉出来ないので序盤は使い辛いが、体力が減った終盤では一転して相手を追い込みやすい強力な効果。戦うならヒーローの体力はなるべく高めに保ち続けたい。

 

 

最初から使えたりある程度こなすと使えるようになるカード群を説明がてら紹介

 

 

ミニオンカード。別ゲーならクリーチャー、モンスター、フォロワーあたり。

左上の数値がコスト。左下が攻撃力、右下が体力。

手札から出すとランダムなメイジのスペルカードが1枚貰えます。元々メイジ限定カードなので同系統が対象ですが、そういう条件がない別カードなら別ヒーローのカードを持ってくることもあります。

世界大会で大活躍したこともあるハースストーンらしさを象徴する一枚。

 

 

スペルカード。使い捨て。別ゲーならソーサリー、魔法カード、トレーナーカード等。

使うとミニオン、ヒーロー全てに3ダメージ。小粒のミニオン達を一掃するには最適だが自分の体力を削る点には要注意。

 

 

相手ターンに発動条件を満たすと勝手に発動する秘策カード。特定のヒーロー限定であり、マナコストが異なる。遊戯王の罠カードと異なり、発動タイミングを任意で決めることは出来ない。

相手ミニオンが殴ればコストが上がった状態で手札に戻すことが出来る。逆に言えば秘策を使ったハンター相手にうかつに攻めると、切り札を封じられたり、時間稼ぎをされるいやらしいカードとなり得る。

 

 

こちらも特定ヒーロー限定の武器カード。コストを払って持つことでヒーロー自体が攻撃力を持って攻撃することが可能となる。

左下が装備時の攻撃力、右下が耐久力(攻撃できる回数)。つまりこの武器だと攻撃力4で2回殴れる。回復効果も馬鹿にならず、リリース直後から数年間はヤバい武器と認識されていました。誰が言ったか名刀インチキ丸。

 

 

ヒーローカード。自分ヒーローに右下の装甲(第2の体力、上限なし)を加えたのち何だかの効果を出した後ヒーローパワーが変化する一種の切り札カード。

一度出せば2マナで6/6を量産出来るようになるまさに切り札に相応しい一枚。ただし9マナと重いため、発動ターンは無防備になりやすく使いどころが試されるカード。

 

 

大体これらのカードを駆使して相手ヒーローの体力を0にすれば勝ちというシンプルな内容です。基本的に相手ターンでの妨害は出来ないため、自分ターンに有利な状況へ運ぶかがポイントなります。

(特定のミニオンや限定ヒーローにある秘策で干渉出来ますが、発動自体も相手依存なので確実性に欠けることが多いです)

CPU相手に俺TUEEEEやってる図。

まあよく言われていることですが、ミニオンは敵ミニオン、ヒーローどちらでも自由に攻撃出来るメリットがあるため、盤面にミニオンを並べ続けることが勝つことの常套手段です。後は相手のミニオンに仕事をさせないように除去する、ミニオン同士を戦わせる場合でもこちらだけ生き残るように仕掛ける(通称有利トレード)、AoE(全体除去)に気を付けて攻める、と言ったプレイングがあれば大抵事足ります。最近だと盤面の除去手段増えたこともあって盤面の取り合いのメリットが薄れつつありますが……。

 

 

ハースストーンというゲームはこんな感じのカードゲームってのを多少は理解したでしょうか?

操作はマウスやタッチで容易に操作でき、ゲームスピードも良好でテンポ良くプレイ出来るのも魅力です。無課金でも入手出来ないカードは一切なく、デジタルカードゲームというジャンルと切り開いただけあって凄いゲームということは伝わったでしょうか。

 

 

とここまでいいところばかり述べましたが、苦言というか注意点というか。

カードゲームなので対戦ゲームという部分は切っても切れない関係であるため、対戦自体やりたくないって人もいるでしょう。無課金でも強いデッキは当然作れるのですが、強力なカードを揃えるにはリアルマネーがなければ時間をかける必要があるためその間にモチベーションは下がってしまうでしょう。(ゲーム通貨もプレイヤー対戦をしないと貰えないことが多い)

チュートリアル終了後条件を満たせば高レアリティカードやパックがいくつか入手出来ますが、完全ランダムなのできちっとしたデッキを組めるかどうかは完全運任せです。カードゲームというジャンルに分類されるそうですが、プレイヤー同士でのトレードは存在せず必要なカードは全て自分で揃える必要があります。

個人的には「無課金=縛り(制限)プレイ」と考えているため、なるべくなら最初にある程度投入してプレイするほうがいいかなとは考えています。ちなみに、俺はプレイして半年ほど無課金でやりましたが、やはりきつかったのでその後課金をしています。お陰でプレイングは磨けたので悪い経験とは言えないのですが、別のカードゲーム経験者だからまだマシだったって感じです。対戦カードゲームを初める人でこれをやるのはよほど根気のある人じゃないと続けられないんじゃないかなぁ。

 

 

いらないカードを魔素というポイントに変換して、一定量集めれば好きなカードを作り上げるシステムもあるのですが、この要素を生かそうとしても大量のカードが必要となることが前提になるためこれが無課金に優しい仕様かどうかと言われれば微妙かな、と思います。好きなシステムではありますが、どのカードが強いかどうか知らなければ意味ありませんし。

一例としてディスカードウォーロックと呼ばれる手札から破棄されると効果が発動するカードを主軸にしたアグロ(速攻)デッキをあげます。

(ワイルド限定カード、限定無料カードあり)

右下の青い液体ビンの横の数字がデッキ作成に必要な総魔素数です。こんな感じで極力レアリティの低いカードでそれなりの強さのデッキを組もうとしても1100魔素かかります。

リアルマネー「100円」=1パック購入=ゲーム通貨「100G」=魔素「40」と仮定してもこのデッキを組もうとするだけでもどれだけ大変か分かると思います。最高レアリティのレジェンドカードを作るには1600魔素なので、そちら一枚作るより必要なカードは少ないですがそれでも大量に揃えなければなりません。当然その間はデッキを強化することは不可能となり、不完全なデッキで戦い続けることになるため負け続けるのは相当精神的にきます。ついでに言うと仮に強いデッキを作ったとしてもプレイングがうまくなければデッキの強みを出しづらいため、いきなり勝てるという状況はないと考えたほうが良いでしょう。まあプレイングとデッキが少しずつ強くなる感覚が楽しい、っていう一種の変態強者もいそうなので完全なデメリットだけではないとは思いますが……。

 

 

ということで最初のほうはソロプレイを多くやるというのもお勧めです。こちらは無課金でも楽しめるところが多く、いきなりお金をかけるのはちょっとと思う人にも向いています。ルールを理解するには丁度良く、そこから本格的に自分でデッキを組んで続けたいと思うなら、初めてパック等に手をつけるのがいいかなと。そのままソロプレイだけ続けるのもアリでしょう。

また8人で毎度対戦相手が変わるようなバトルロイヤルやどっかで見たことあるようなマップを進んでキャラクターを成長させるRPG風ゲーム(マーセナリーズ)と言った今まで紹介したルールとは全く異なる対戦形式もあるので色々楽しんでみるのも良いでしょう。これらはプレイするには無課金でも十分プレイ出来ます。特に一人プレイでもくもくとやりたい場合はマーセナリーズは悪くなさそうです。

ゲームバランスや絵柄は好みの差が出やすいもののUIは洗礼されていますし、長期的に続いているゲームだけあって良くするための工夫は色々感じられると思います。カードゲームが好きならば決して損はしないはずなので、興味があれば一度は試してはいかがでしょうか。

 

 

画像の右上に注目

PC版で対戦すると周りの背景が出現しますが、それぞれクリックすると独自のギミックが発生します。どう触ってどう動くかは背景次第。

対戦する度に変化するので相手のターン暇だなー、という人は色々弄ってみるのも一興です。のめり込みすぎるとプレイングに響く可能性はあります

 

 

最後にインパクトのありそうなカードをいくつか紹介して終わりたいと思います。(現在主流であるスタンダード環境では使えないカード多めです)

長い文章を見てくださってありがとうございます。

 

ソロプレイですら色々弄られるハースストーン界のアイドルカード(白目

攻撃力+体力=コスト2倍+1が基本性能と言われる初期環境でこれな上体力1の素敵っぷり。

 

 

ぼくのかんがえたさいきょうのかーど。持ってないけど

登場当初はやばそうに見えてやっぱやばかった。でも今では選択肢の一つに留まっている、インフレコワイ。

 

このゲームにおいてプリーストとは何なのかを教えてくれる一枚。デッキからコピられ、ミニオンを奪われ、こちらの切り札でトドメを刺されることがプリースト戦では稀によくある。

 

\大金持ちになれるぞ!/

ハイランダー(複数投入なしの全て1枚ずつ)デッキを実用的な強さに引き上げた全ての元凶。上記の台詞と共に今まで必死に削った体力を全回復されて泣いたアグロデッキは数知れず。なお現在ではスタンダードでも使える模様。

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